【クラファン】パナソニックなど有名企業が手掛けたプロジェクト事例

近年、パナソニックやサンリオなど、日本を代表する大手企業もクラウドファンディングを活用したプロジェクト展開を積極的に行っています。従来の資金調達方法とは異なり、製品やサービスを実際に市場に出した時の反応を直接確認できる手法として注目を集め、多くの成功事例を生み出しています。

これらの企業は、信頼性と革新性を兼ね備えた製品やサービスをクラウドファンディングで提案し、目標金額を大幅に超える支援を獲得しています。本記事では、誰もが名前を聞いたことのある企業がおこなったクラウドファンディングの成功事例を通じ、プロジェクトの魅力や成功要因を解説します。

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パナソニックの気ままロボット「ニコボ」、1000万円を6時間30分で調達

参照:【パナソニック開発】気ままな同居人ロボット「ニコボ」。寝言やオナラまで。(Makuake)

このプロジェクトの成功要因として、「寝言」や「オナラ」といった人間らしい愛らしい仕草を取り入れた、親しみやすい一面を持つことです。従来の家庭用ロボットとは一線を画す「弱いロボット」というコンセプトが、特にコロナ禍での巣ごもり需要と相まって、多くの共感を得ました。また、パナソニックという誰もが知っていて高い技術力を持っているところ、家庭用ロボットとしては手頃な35,800円という価格設定も支援の後押しとなりました。

この成功を受けて、パナソニックは2022年3月の商品お届けを目指して量産を本格的に開始。さらに一般販売を視野に入れた事業化の進み、新たな家族型ロボットの市場創出への期待が高まっています。

Shokz OpenFit、GREEN FUNDINGの支援総額・支援者数を更新

参照:【Shokz】完全ワイヤレスイヤホン OpenFit オープンイヤーは究極の心地よさへ。究極のフィットを耳に。(GREEN FUNDING)

Shokzによる完全ワイヤレスイヤホン「OpenFit」のクラウドファンディングが、GREEN FUNDINGで前例のない成功を収めています。2023年4月6日から6月12日にかけて実施されたプロジェクトは、目標金額に対して51,102%という驚異的な達成率を記録し、10,991人から2億5,551万円という同プラットフォーム史上最高額の支援を集めました。

このプロジェクトの成功要因として、従来の完全ワイヤレスイヤホンとは一線を画すような機能を備えた製品設計が挙げられます。片耳わずか8.3グラムという軽量性に加え、最先端のオーディオ技術であるDirectPitch™(正確な指向性と没入感のある音質を再現)やOpenBass™(低周波の振動もしっかりと伝える)を採用しました。また、骨伝導イヤホン分野で実績のあるShokzブランドへの信頼性や、ファンからの新製品に対する期待感も相まって、多くの支援を集める結果となりました。

さらに、通勤や運動時でも周囲の音が聞こえる安全性や、7時間という十分なバッテリー持続時間、複数デバイスへの接続が可能なマルチポイント機能など、実用的な機能の搭載も支持を集めました。

サンリオピューロランド初のクラウドファンディング「夏祭り」企画


参照:「夏祭り in サンリオピューロランド」をみんなと一緒につくりたい!(CAMPFIRE)

サンリオピューロランドの夏祭りイベント実現を目指したクラウドファンディングが、2017年5月から6月にかけて実施され、209人の支援者・約241万円の支援金を集めることに成功しました。

このプロジェクトの成功要因として、ハローキティとのデート権や芳名板への名入れの権利、オープン前のアトラクション点検を体験できるといった、ここでしか体験できないオリジナリティの高い特典設計がファンの心を揺さぶりました。また、サンリオピューロランド初のクラウドファンディングという話題性に加え、夏祭りというテーマがインバウンド需要の高まりとも相まって注目を集めました。さらに、ファンが会場装飾に参加できるという企画の特徴が、サンリオファンの参加意識を効果的に向上させ、成功につながりました。

クラウドファンディングでの集客もあり、サンリオピューロランドでは訪日外国人客が前年比400%増を記録。SNSやデジタルマーケティングを活用した多言語展開により、国内外からの更なる集客拡大が期待されています。

結論(Conclusion)

大手企業によるクラウドファンディングの成功事例から、この新しい資金調達方法の可能性と魅力が明確となりました。これらのプロジェクトに共通するのは、製品やサービスが持つ独自の魅力と、企業が提供する信頼性です。クラウドファンディングを通じて、従来の市場にない新しい体験や価値を届けることが可能となり、支援者もその過程に関わることで、プロジェクトに対する愛着が高まります。

クラウドファンディングは、企業と消費者を結ぶ新しい接点としての可能性を秘めており、今後も多くの企業にとって魅力的な手法となるでしょう。

今回は大手企業がおこなったプロジェクトを紹介しましたが、クラウドファンディングは中小企業から個人単位でも行うことができます。とはいえ、知識があっても実際にどのようにプロジェクトを進めるかイメージが湧かないこともあります。そんな時こそ、専門家のアドバイスが力になります。LEAGUEでは、クラウドファンディングの企画から実施まで、無料でご相談を承っております。プロジェクトの成功に向けて、私たちの経験とノウハウをお役立てください。まずはお気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人

【海外ビジネス・クラウドファンディングの専門家】
MakuakeやGREEN FANDINEGといった主要なクラウドファンディングサイトとの公式パートナー。
プロジェクト平均達成率98%を誇るクラウドファンディングの専門家。
海外のニッチな展示会で日本国内未発表の優良商品を発掘し、ユニークなプロジェクトを企画することが得意。
各プラットフォームの最新情報や成功事例を取り入れた情報を提供します。

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