マンダラを知るM9ノート・クラファンに140万円の支援が集まった理由

商品には自信があるけど、どうやって支援者に魅力を伝えればいいのかわからない……

そんな悩みを解決し、多くの共感を集めて夢を実現させる手段がクラウドファンディングですよ。

クラウドファンディングは単なる資金調達ではなく、商品の背景にある想いや世界観を届ける場になります。

READYFORで実施された「マンダラの知恵で右脳の力を引き出す!?手帳『M9ノート』を製品化」は、まさにその好例です。

参照:マンダラの知恵で右脳の力を引き出す!?手帳「M9ノート」を製品化(READYFOR

本プロジェクトは、仏教や密教に由来する「マンダラ」の考え方を、現代の仕事や暮らしに活かせる手帳として製品化するために実施されました。目標金額100万円に対し、最終的に1,404,000円を集め、106人の支援を獲得。募集終了日は2019年2月28日で、目標を上回る結果となりました。

本記事では、M9ノートがなぜ支援を集めることができたのか、その背景や発信方法を整理しながら、これからクラウドファンディングに挑戦する事業者が学べるポイントを解説します。

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目次

M9ノート・プロジェクトの概要

参照:マンダラの知恵で右脳の力を引き出す!?手帳「M9ノート」を製品化(READYFOR)

マンダラの知恵を現代の手帳に落とし込む挑戦

M9ノートは、3×3のマンダラ構造を活用した手帳です。

プロジェクトを立ち上げた中島正雄氏は、25歳の頃に社内研修で「3×3のマンダラ」と出会い、その後、クローバ経営研究所の松村寧雄氏の著作やセミナーを通じて、約20年にわたりマンダラの考え方を学び続けてきました。

中島氏自身も、長年マンダラ罫線入りの手帳を日常的に使い、アイデア出しや課題整理、段取りづくりに活用していたとされています。つまりM9ノートは、単なる思いつきの商品ではなく、開発者自身の長年の実践から生まれたプロダクトでした。

さらに特徴的なのは、M9ノートが単なる文具ではなく、仏教・密教に由来するマンダラの知恵を、現代の生活や仕事で使えるアナログツールとして再編集しようとした点です。

READYFORのプロジェクトページでも、「2400年前に生まれた仏教の教えと1200年前に空海が伝えたマンダラの智恵を手軽な手帳で使えるようにして、今を生きる人の人生を豊かにしたい」という趣旨が示されています。

目標100万円に対し140万円超を達成

M9ノートのクラウドファンディングは、READYFORで2019年1月23日に公開されました。目標金額100万円に対し、支援総額1,404,000円・支援者数は106人にものぼりました。

参照:マンダラの知恵で右脳の力を引き出す!?手帳「M9ノート」を製品化(READYFOR

この結果から見えてくるのは、M9ノートの成功が、単なる文具の販売ではなく、開発者の思想・人柄・実践経験・人的ネットワークが重なって生まれた支援だったということです。

M9ノートのクラウドファンディング実践ケース

クラウドファンディングで重要なのは、「何を作るのか」だけではありません。それ以上に大切なのが、なぜその商品を作るのかです。

20年以上の学びと実体験が生んだ商品ストーリー

M9ノートの場合、プロジェクトの背景には、中島氏自身が20年以上にわたってマンダラを学び、日々の仕事や生活で活用してきた実体験がありました。

例えば、活動報告では、M9ノートの使い方として、今日やることの整理、セミナーや講習会のメモ、打ち合わせメモ、スピーチ原稿の構成、新聞の構成案づくりなど、具体的な活用例が継続的に紹介されています。

これは支援者にとって非常に重要です。なぜなら、単に「マンダラを使ったノートです」と説明されるよりも、「この人は実際にこう使ってきた」「仕事や生活の中で役立ててきた」と伝わる方が、商品の信頼性が高まるからです。

M9ノートのプロジェクトは、製品そのものの説明だけでなく、開発者自身の長年の体験を通じて、商品の価値を伝えていました。

支援メニュー(リターン)と支援者体験設計

クラウドファンディングの成功に不可欠なのが、支援者がプロジェクトの一員だと感じられるリターン(返礼品)の設計です。M9ノートはモノづくりへの想いを共有できる多様なリターンを用意しました。

手帳サイズ/小価格リターン
参照:マンダラの知恵で右脳の力を引き出す!?手帳「M9ノート」を製品化(READYFOR
セミナー招待/中価格リターン
参照:マンダラの知恵で右脳の力を引き出す!?手帳「M9ノート」を製品化(READYFOR
使い方指導/中価格リターン
参照:マンダラの知恵で右脳の力を引き出す!?手帳「M9ノート」を製品化(READYFOR
セミナーを独自開催/高価格リターン
参照:マンダラの知恵で右脳の力を引き出す!?手帳「M9ノート」を製品化(READYFOR
高野山セミナーへの招待/高価格リターン
参照:マンダラの知恵で右脳の力を引き出す!?手帳「M9ノート」を製品化(READYFOR
名前記載/高価格リターン
参照:マンダラの知恵で右脳の力を引き出す!?手帳「M9ノート」を製品化(READYFOR

リターン(返礼品)の設計も非常に緻密でした。一般販売を行わず、クラウドファンディング限定での販売や特別な体験コースを設けることで、希少価値を高めています。

中⼩企業·個⼈経営者への応⽤

140万円以上を集めたこのプロジェクトですが、その成功の裏にはクリエイターや経営者が応用できる共感の作り方があります。

商品説明だけでなく「なぜ作るのか」を語る

M9ノートが高い達成率を記録した背景には、「何を売るか」以上に「なぜ作るのか」を丁寧に語ったことがありました。中島氏は単に「手帳を製品化したい」と訴えたのではなく、20年の個人的実感・師との出会い・日本の智恵を世界へという想いを重ねて語っています。

クラウドファンディングにおいて重要なのは、「何をするのか」以上に「なぜそれをやるのか」を示すことです。M9ノートの事例はその本質を体現しています。

支援者を「ファン」に育てる広報・フォロー

M9ノートは、募集期間中の情報発信も非常に丁寧でした。活動報告では思想的な読み物コンテンツを継続投稿し、支援者が「プロジェクトの一員」と感じられる設計がなされていました。

クラウドファンディングは、資金調達の場であると同時に、未来のファンを育てるマーケティングの場でもあります——M9ノートの取り組みは、その好例といえるでしょう。

まとめ

M9ノートのクラウドファンディング成功事例は、中小企業や個人経営者にとって、クラウドファンディングが単なる資金調達の手段ではなく、思想を発信し共感者を広げるための有力なPR戦略であることを示しています。

  • 「何を売るか」より「なぜ作るのか」——明確なビジョンとストーリーを語ること
  • 活動報告・セミナーを通じて思想を継続発信し、支援者との接点を増やすこと
  • 人脈と共感を核に、リアルとオンラインを連動させてファンコミュニティを育てること

あなたのプロジェクトも、上記のポイントを意識することで、新しい共感の輪を広げ、持続的な成長を実現できるでしょう。

クラウドファンディングで人気となりやすいプロジェクトの特徴やリターンの設計、プロジェクトページの作り方など、LeaguEではクラウドファンディングのフルサポート体制を整えています。クラウドファンディングの企画から実施まで、無料でご相談を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人

【CF NEWS運営担当&ライター】
LEAGUEではクラウドファンディング専門メディアの運営を担当。
プロジェクトページの執筆をはじめ、物販ノウハウを学べる教育用コンテンツの制作など、多角的に情報発信を担っている。
「初心者でも理解しやすく、すぐに実践できる記事づくり」が信条。
読者に寄り添い、わかりやすく丁寧なコンテンツ設計をおこなっている。

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