「最上もが」スキンケアブランド《mrum’s》クラファンに948万円超の支援が集まった理由

新商品を出したいけど、無名のブランドだと信用してもらえるか不安なんだよね。何かいい方法はないかな?

そんな悩みを解決し、発売前からファンを味方につけて夢を実現させる手段がクラウドファンディングですよ。

元でんぱ組.incのメンバーとして活動し、現在はタレント・モデルとして幅広く活躍する最上もがさんが、自身が手がけるスキンケアブランド「mrum’s(モルムズ)」の立ち上げのために行ったクラウドファンディング(以下、クラファン)に948万円以上の支援が集まり、実際に商品発売まで漕ぎ着けた事例をご存じでしょうか。

参照:最上もがスキンケアブランド《mrum’s》立ち上げプロジェクト(CAMPFIRE

「赤ちゃんから大人まで、家族みんなで使えるスキンケア」というコンセプトを掲げ、2024年8月30日から約1カ月間実施された本プロジェクトは、目標金額500万円に対して開始24時間で達成率85%に到達するという力強い初速をみせました。最終的に948万7,750円を集め、達成率は189%、支援者数は665人という結果になりました。

本記事では、最上もがさんのクラファンがどのように支持を集めたのか、その背景や戦略を整理。さらに、これから挑戦する企業・個人事業主が実践できる具体的なポイントもわかりやすく解説します。

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目次

mrum’s・プロジェクトの概要

育児と敏感肌の実体験から生まれたブランド

最上もがさんは、2021年に第一子を出産して以降、育児に追われる中で自身のスキンケアが後回しになり、体質の変化も重なって敏感肌が悪化していったといいます。赤ちゃん用と大人用のコスメを別々に使う手間や費用、収納スペースの負担を感じる中で、家族全員が安心して使えて、大人も美容面で満足できるものを求める気持ちが強くなったことがブランド立ち上げの原点でした。

構想自体は3年ほど前からあり、一度はメーカーと商品開発を試みたものの条件が合わず断念。その後あらためて開発を進めたものの、成分調整やパッチテスト、容器、安全性確認などに費用がかさみ、当初の予算では収まらなくなりました。

品質に妥協するくらいならやらない方がいいという考えのもと、理想を守るための資金調達としてクラファンを選んだ、というのが直接の経緯です。

開始24時間で達成率85%・最終的に189%にのぼる

2024年8月30日から9月30日まで実施された本プロジェクトは、目標金額500万円に対し、開始からわずか24時間で達成率85%に到達するという力強い初速をみせました。最終的に948万7,750円を達成し、支援者は665人・達成率は189%という結果となりました。

参照:最上もがスキンケアブランド《mrum’s》立ち上げプロジェクト(CAMPFIRE

この成果は単なる資金調達の成功にとどまりません。タレントとしての知名度に加え、育児・敏感肌という等身大の経験に基づくストーリーが共感を呼び、既存のファン層だけでなく、地方在住で対面イベントに参加しづらい層まで幅広い支援を獲得しました。

この勢いは募集終了後も続き、2024年11月1日には《mrum’s》のブランドサイトと第一弾商品のミスト化粧水が実際に発売開始。支援がプロジェクトの企画段階で終わらず、商品として形になったことが確認できます。

「最上もが」のクラウドファンディング実践ケース

ここからは、プロジェクトの設計をより実践的に見ていきます。

プロジェクトの目的設定と募集開始

mrum’sのクラファンプロジェクトは、「家族みんなで使えるスキンケアブランドを立ち上げたい」という明確な目的を掲げてスタートしました。最上さんは、自身の出産・育児経験や、敏感肌に悩んだ実体験を詳細に語り、家族全員で使えて時短にもなるという独自のコンセプトを提示することで、支援者の共感を呼びました。

プロジェクトページでは、仕事・育児・メンタルの立て直しの中で、この挑戦を今後の活動の軸にしたいという思いも明かされ、単なる商品予約以上の物語が語られています。

支援メニューと支援者体験設計

《mrum’s》のクラウドファンディングでは、ファンにとって応援する理由が明確に用意されていた点も見逃せません。

最上さんは、アイドル卒業後にCD購入や握手会のような応援の機会が少なくなり、ファンから「応援したいけれど、どう応援すればよいかわからない」という声があったと語っています。クラウドファンディングは、そうしたファンにとって新しい応援の受け皿になりました。

デジタルグッズ/低価格リターン
参照:最上もがスキンケアブランド《mrum’s》立ち上げプロジェクト(CAMPFIRE
音声通話/中価格リターン
参照:最上もがスキンケアブランド《mrum’s》立ち上げプロジェクト(CAMPFIRE
座談会招待/中価格リターン
参照:最上もがスキンケアブランド《mrum’s》立ち上げプロジェクト(CAMPFIRE
コンプリートプラン/高価格リターン
参照:最上もがスキンケアブランド《mrum’s》立ち上げプロジェクト(CAMPFIRE
法人向けプラン/高価格リターン
参照:最上もがスキンケアブランド《mrum’s》立ち上げプロジェクト(CAMPFIRE

特に、地方在住などでイベントに参加しづらいファンにとっても、オンラインで支援できる仕組みは参加しやすい方法です。実際に、「地方からでも支援できてうれしい」といった反応も紹介されています。

これは、著名人やインフルエンサーがクラウドファンディングを活用する際に非常に重要なポイントです。単に知名度を使って商品を販売するのではなく、これまで応援してくれていたファンが自然に参加できる場を作ることで、支援は購入ではなく応援に変わります。

活動報告とSNSによる継続的な発信

mrum’sは、募集期間中の情報発信も丁寧に行われていました。

CAMPFIREの活動報告では、成分表の公開やリターン内容の詳細、締切が近づいていることの告知などをこまめに共有。募集終了後も、ブランドサイトのオープンや商品発売開始を活動報告で報告し続け、支援者が完成までのプロセスを見届けられる設計がなされていました。

この継続的なコミュニケーションにより、支援者は単なる購入者ではなくブランドの立ち上げを見守る応援者へと変化していったといえます。

中小企業・個人事業主が活用すべき理由

経験に基づくストーリーを明確にする

mrum’sのクラファンが高い達成率を記録した背景には、明確な目的と一貫したストーリー設計がありました。

最上さんは単に開発資金を集めたいと訴えたのではなく、自身の育児・敏感肌の経験から生まれた課題意識と家族で使えるスキンケアを届けたいという想いを丁寧に語っています。支援者は単に商品を予約しているのではなく、発信者の実体験に基づく挑戦を応援しているという感覚を持てたことが、初速の強さにつながったといえるでしょう。

クラウドファンディングにおいて重要なのは、何を作るか以上になぜそれを作るのかを示すことであり、mrum’sの事例はその本質を示しています。

支援者をファンから応援者に育てる

タレントやインフルエンサーが参加するクラファンは、既存のファン層に情報が届きやすいという強みがあります。ただし、著名人が参加すれば必ず成功するわけではなく、ブランドの理念や商品コンセプトへの共感を得られるかどうかが成否を分けます。

mrum’sの場合、地方在住のファンでも参加できる支援の形を用意したことが、応援したい気持ちの受け皿として機能しました。

クラウドファンディングは、資金調達の場であると同時に、発売後も長く商品を使い続けてくれるファンを育てるマーケティングの場でもあります。mrum’sの取り組みは、その好例といえるでしょう。

まとめ

最上もがさんのスキンケアブランド《mrum’s》のクラウドファンディング成功事例は、著名人が参加するプロジェクトであっても、資金調達だけでなく、ブランド認知拡大・ファンとの関係再構築・市場ニーズの検証を同時に実現できることを示しています。

  • 発信者自身の実体験に基づくストーリーを明確に語ること
  • 支援者が参加できる形(対面・オンライン双方)のリターンを設計すること
  • 募集中から募集後まで、活動報告を通じて支援者との関係を継続すること

これからクラウドファンディングに挑戦する企業や個人事業主は、上記のポイントを意識することで、単なる資金調達を超えた共感の輪を広げられるはずです。

クラウドファンディングで人気となりやすいプロジェクトの特徴やリターンの設計、プロジェクトページの作り方など、LeaguEではクラウドファンディングのフルサポート体制を整えています。クラウドファンディングの企画から実施まで、無料でご相談を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人

【CF NEWS運営担当&ライター】
LEAGUEではクラウドファンディング専門メディアの運営を担当。
プロジェクトページの執筆をはじめ、物販ノウハウを学べる教育用コンテンツの制作など、多角的に情報発信を担っている。
「初心者でも理解しやすく、すぐに実践できる記事づくり」が信条。
読者に寄り添い、わかりやすく丁寧なコンテンツ設計をおこなっている。

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