芸人HEY!たくちゃんがクラファンに100万円以上の支援を集めた理由

「自分の商品やサービスを海外で試してみたい。でも、渡航費や出店費を負担するのは簡単ではない…」

そんな海外挑戦の資金面を支えながら、応援してくれる仲間を増やす方法の一つが、クラウドファンディングです。

ものまね芸人として活動しながら、ラーメン店「鬼そば藤谷」を経営するHEY!たくちゃんは、2019年、ニューヨークで開催される大規模フードイベントへの出店を目指し、CAMPFIREでクラウドファンディングに挑戦しました。

参照:芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦(CAMPFIRE

プロジェクト名は「芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦」。目標金額100万円に対し、最終的に1,151,500円を集め、109人の支援を獲得しました。さらに現地では、看板メニューの「ロブスター味噌ラーメン」を2日間で約2,000杯販売。帰国後の商品展開にもつながるなど、資金調達だけでは終わらない成果を生み出しています。

本記事では、HEY!たくちゃんがどのようにクラウドファンディングを海外挑戦につなげたのか、その背景やリターン設計、成功のポイントを整理します。

【豪華・LEAGUEニュースレター】限定プレゼントのご案内

このメディアを読んでいただいている方限定で、マーケティング・ブランディングの実践ノウハウを詰め込んだ特典を、期間限定で無料公開しています!

今回ご用意したのは──

  • ファンに選ばれるブランド作りの戦略図解シート(PDF)
  • プロが使う!競合に埋もれない企画立案チェックリスト
  • 売上と信頼を両立させるコンテンツ設計の原則レクチャー動画

これらをすべて、公式LINE登録者限定ページにて公開中です!

目次

HEY!たくちゃん・プロジェクトの概要

参照:芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦(CAMPFIRE

芸人とラーメン職人の二刀流

HEY!たくちゃんは、ものまね芸人として活動する一方、東京・渋谷でラーメン店「鬼そば藤谷」を経営してきました。「鬼そば藤谷」は、渋谷センター街に店を構え、ラーメンイベントにも積極的に参加。2016年には「大つけ麺博」のラーメン部門で優勝するなど、ラーメン店として実績を積み重ねていました。

本プロジェクトが始まった2019年は店舗の開業から7周年を迎える節目の年です。

HEY!たくちゃんは、これまで渋谷で培ってきたラーメン作りや接客の経験を、ニューヨークのフードイベントで試したいと考えました。単に芸能人が飲食イベントへ参加するのではなく、ラーメン職人として積み重ねてきた経験を世界にぶつける挑戦だったのです。

渋谷で培った経験をニューヨークで試す挑戦

出店先は、2019年5月18日・19日にニューヨークで開催された「The 9th Avenue International Food Festival」です。世界各地から300以上の店舗が集まり、20万人以上が訪れる大規模イベントとなりました。

HEY!たくちゃんは出店を決めた理由について「渋谷センター街で7年間学んだことを現地で試したい」という趣旨のコメントを発表しています。また、海外の人が日本のラーメンに何を求めているのか、どのように感じるのかを直接聞き、その経験を日本での店づくりに活かしたいとも説明していました。

つまり、このプロジェクトの目的は、出店費や渡航費を集めることだけではありません。海外の消費者に商品を届け、その反応を確認し、帰国後の商品開発や店舗運営に還元する海外市場へのテスト挑戦という側面も持っていました。

115万円・109人の支援を獲得

2019年4月16日から5月31日まで実施された本プロジェクトは、目標金額100万円に対し、最終的に1,151,500円を達成しました。

参照:芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦(CAMPFIRE

「鬼そば藤谷」から学ぶ!クラウドファンディング実践ケース

では、なぜこのプロジェクトは多くの人々の心を動かし、支援へと繋げることができたのでしょうか。その成功要因を2つの視点から分解します。

支援者を仲間として巻き込むストーリー

本プロジェクトで特徴的だったのが、支援者を単なる資金提供者として扱っていない点です。プロジェクトページには、「あなたも鬼そば藤谷のメンバーです」というメッセージが掲げられていました。

これは、支援者に対して一方的に寄付をお願いするのではなく、海外挑戦を一緒に実現する仲間になってほしいという呼びかけです。

また、次のようなストーリーが一貫して伝えられていました。

  • 鬼そば藤谷が7周年を迎えること
  • お客様に支えられて店を続けてこられたこと
  • 渋谷で積み重ねた経験を世界で試したいこと
  • 海外で学んだことを帰国後のラーメン作りに活かしたいこと

「海外へ行くためのお金が必要」という説明だけでは、支援者にとって自分との接点を感じにくくなります。

一方、このプロジェクトでは、これまで応援してくれた人たちの思いを背負って世界に挑戦し、その成果を日本へ持ち帰るという物語が描かれていました。支援者が「この挑戦の続きを見届けたい」と思える設計になっていたことが、目標達成を後押ししたと考えられます。

支援メニュー(リターン)と支援者体験設計

クラウドファンディングでは、支援者への返礼となるリターンの設計が重要です。本プロジェクトでは、HEY!たくちゃんが持つラーメン店主と芸人という二つの顔を活かし、幅広いリターンが用意されました。

クレジット掲載/低価格リターン
参照:芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦(CAMPFIRE
ラーメン券/中価格リターン
参照:芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦(CAMPFIRE
パーティー参加券/中価格リターン
参照:芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦(CAMPFIRE
特製カード/高価格リターン
参照:芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦(CAMPFIRE
特別パーティー参加券/高価格リターン
参照:芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦(CAMPFIRE
フルセットコース/高価格リターン
参照:芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦(CAMPFIRE

芸人としての活動とラーメン店の魅力を組み合わせることで、ファン、常連客、飲食に関心のある人など、異なる支援層が参加できる設計になっていました。

これらのリターンは、単なる商品提供ではありません。海外で提供する味を日本で楽しむ、本人から現地の報告を聞く、店舗やイベントに名前を残すといった、挑戦の前後を体験できる内容になっています。

海外進出を目指す事業者への応用

鬼そば藤谷の事例から、中小企業や個人事業主がクラウドファンディングを成功させるための普遍的な法則を3つのステップで紹介します。

渡航費ではなく、挑戦する理由を伝える

海外出店型のクラウドファンディングでは渡航費や出店費が必要であることだけを伝えても、十分な共感を得られるとは限りません。重要なのは、なぜ海外へ行く必要があるのかという理由を明確にすることです。

HEY!たくちゃんのプロジェクトでは渋谷で7年間培った経験を世界で試し、現地の声を日本へ持ち帰るという目的が語られていました。

支援者が応援したのは、飛行機代や材料費そのものではありません。その費用を使って実現する、ラーメン職人としての挑戦や将来の可能性です。

帰国後まで見据えてリターンを設計する

本事例のリターンは海外出店前だけで完結していません。現地で提供した限定ラーメンの招待券、結果報告を行う凱旋ライブ、帰国後の打ち上げ、ドキュメンタリーDVDなど、挑戦後の体験が数多く用意されていました。

海外挑戦では、支援者の多くが現地へ同行できません。そのため、帰国後に成果を共有できるリターンが重要になります。支援した後もプロジェクトとの接点が続くことで、支援者を継続的なファンへ育てられます。

クラファンを市場調査とテスト販売に活用する

海外進出においては、現地で自社の商品が受け入れられるかを事前に判断するのが難しい場合があります。そこで、クラウドファンディングを市場調査やテスト販売の一部として活用できます。

HEY!たくちゃんは現地の人がどのようなラーメンを求めているのかを調査し、その声を支援者へ届けることをプロジェクトの目的に含めていました。その後、現地で支持されたロブスター味噌ラーメンを日本でも展開しています。

まとめ

HEY!たくちゃんによる「芸能人初!世界最大フードフェスティバル初参戦」は、クラウドファンディングが海外挑戦の資金調達だけでなく、ファンづくり、PR、市場調査、商品開発にも活用できることを示した事例です。

成功につながったポイントは、主に次の4つです。

  • 渋谷で培った経験を世界で試すという明確なストーリー
  • 支援者を「鬼そば藤谷のメンバー」として巻き込むメッセージ
  • ラーメン店と芸人活動の両方を活かしたリターン設計
  • 海外で得た成果を帰国後の商品やイベントへつなげたこと

クラウドファンディングにおいて重要なのは、必要な金額を伝えることだけではありません。「なぜ挑戦するのか」「支援によって何が実現するのか」「成功後に何を支援者へ還元するのか」を、一つの物語として伝えることが大切です。

飲食店としてクラウドファンディングにチャレンジし、成功した事例はこちらの記事でも解説しています。

クラウドファンディングで人気となりやすいプロジェクトの特徴やリターンの設計、プロジェクトページの作り方など、LeaguEではクラウドファンディングのフルサポート体制を整えています。クラウドファンディングの企画から実施まで、無料でご相談を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

公式メールで受け取りたい方はこちら

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

【CF NEWS運営担当&ライター】
LEAGUEではクラウドファンディング専門メディアの運営を担当。
プロジェクトページの執筆をはじめ、物販ノウハウを学べる教育用コンテンツの制作など、多角的に情報発信を担っている。
「初心者でも理解しやすく、すぐに実践できる記事づくり」が信条。
読者に寄り添い、わかりやすく丁寧なコンテンツ設計をおこなっている。

コメント

コメントする