クラウドファンディングで、日本発のユニークなプロジェクトが続々と成功を収めています。
今回は、海外で人気のボードゲーム、地域の特色を活かしたアイス、伝説的アニメの原画復元など、多彩な分野で注目を集めています。これらのプロジェクトはどのように支持を獲得したのでしょうか?
日本を代表するボードゲームが海外ゲーマーに大人気
日本を代表するボードゲーム出版社「うちばこや」による人気ボードゲーム「Ostia・オスティア」の拡張版と再販のクラウドファンディング「Ostia Pirates」が、海外のクラファンプラットフォーム・Kickstarterで行われました。クラファン開始5分で目標金額達成し、開始より12時間ほどで1,800万円の支援金を獲得しました。
プロジェクトの成功要因は、既存のゲームファンからの高い支持に加え、拡張セットの内容がゲームプレイをさらに魅力的にし、支援者の期待を大きく膨らませた点にあります。また、リワードの設定や詳細な説明が、ゲームの再版を求める多くの支援者を引き寄せたことも要因といえるでしょう。
茨城県の特産品を活かした独創的アイスクリームプロジェクト
茨城県の乳業メーカートモヱ乳業株式会社によるプロジェクトで、茨木らしいアイスを選ぶIBK44アイスクリーム総選挙にて選ばれた6種類アイスの販売を目的としています。支援者550人からの熱い支持を受け、プロジェクトの予定終了日時を待たずして完売となりました。
このプロジェクトは、地元の特産品を活かしたオリジナルフレーバーや、アイスクリーム製造の歴史的な背景をアピールすることで、多くの支援者の共感を集めました。また、魅力的なリターン設定や詳細な製品説明により、幅広い層からの支持を得たことが、目標金額達成の大きな要因となりました。
伝説的アニメの原画復元プロジェクト
長篇アニメーション映画『哀しみのベラドンナ』の失われた美術原画を復元し、アート作品として甦らせるプロジェクトです。9月18日に開始して即支援は集まり、翌日の段階で200万円・119人からの支援を受けています。
支援が集まっている要因として、作品の芸術的価値や歴史的重要性、独特の美術スタイルへの評価が挙げられます。また、原画の復元という具体的な目標設定や、支援者への魅力的なリターン設計も功を奏しました。さらに、アニメーション史に残る名作の保存という文化的意義が、幅広い層の共感を呼んだと考えられます。
まとめ
3つのプロジェクトに共通するのは、独自性と熱意、そして支援者への魅力的な提案です。既存ファンの期待に応える展開や、地域の特色を活かした商品開発、文化的価値の保存など、それぞれの強みを活かした戦略が成功をもたらしました。
ただし、クラウドファンディング初心者にとっては、知識があっても実際にどのようにプロジェクトを進めるかイメージが湧かないこともあります。プロジェクト成功に向けて専門的なアドバイスが必要な方は、ぜひLEAGUEにご相談ください。クラウドファンディングの企画から実施まで、無料でご相談に対応いたします。お気軽にご連絡ください。
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