クラウドファンディングは、地域の魅力を全国に伝える新たな手段として注目されています。
今回は、九州発のクラウドファンディングで成功を収めたプロジェクトを3つご紹介します。『うまかっちゃん』45周年記念の有田焼どんぶり、五島列島と長崎県を繋ぐ航路の存続、そして沖縄黒糖を使用した新しいパンケーキミックス。これらのプロジェクトがどのように多くの支援を集めたのか、その秘訣を探ります。
九州の誇り『うまかっちゃん45周年記念特製有田焼どんぶり』プロジェクト
九州を代表するラーメンブランド『うまかっちゃん』が、45周年を記念して特製有田焼どんぶりのクラウドファンディングプロジェクトを展開しています。日本デザイナー学院九州校の学生と有田焼窯元である梶謙製磁社の職人たちが集まり、地域の魅力を詰め込んだ特製どんぶりが制作されました。プロジェクトの目標金額は100万円に設定されていましたが、開始すぐに目標を突破し、1週間後には約1900万円もの支援を集めました。現在では2600万円を超えていますが、まだまだ支援が続いています。
『うまかっちゃん』の長年のファンに加え、九州の文化や食に興味を持つ多くの人々が支援を寄せていることが、このプロジェクトの成功要因となっています。地域の魅力を存分に活かした製品設計と、九州全土の協力体制が、多くの支援者の心を掴んだのです。また、SNSを活用したプロモーションが効果を発揮し、幅広い層にリーチすることに成功しました。これにより、九州の元気を取り戻し、地域経済の活性化にも貢献しています。
五島列島と長崎県を繋ぐ航路の1つ、「鯛ノ浦~長崎航路」の存続プロジェクト
長崎県の上五島鯛ノ浦から長崎市を結ぶ重要な航路が廃止の危機に瀕している中、この航路を守るためのクラウドファンディングプロジェクトが立ち上がりました。このプロジェクトは、地元の五島産業汽船株式会社が中心となり、地域の交通インフラを維持し、観光産業の発展を目指しています。9月19日から始まったこのプロジェクトは目標金額は2000万円に設定されていましたが、10月29日には見事目標金額を達成し、現在は2300万円を超える支援を集めています。
プロジェクトの成功要因は、地域住民や観光客からの強い支援が挙げられます。特に、地元のコミュニティが一丸となって支援を呼びかけたことが大きな効果を発揮しました。また、プロジェクトの透明性と具体的な計画が支援者の信頼を得る要因となりました。地域の未来を見据えた持続可能な交通インフラの維持が、多くの人々の共感を呼び起こしたのです。
沖縄産黒糖と九州産の小麦や雑穀のパンケーキミックスプロジェクト
九州ブランドを生み育てているKYUSHU-ISLANDが手掛けている、「九州パンケーキ」の新味「やさしい黒糖」の先行予約販売プロジェクトが注目を集めています。目標金額は50万円に設定されていましたが、プロジェクト開始から10日で達成し、現在は60万円を超える支援金が集まっています。このプロジェクトは現在も継続中であり、多くの支援者の期待を集めています。
プロジェクトの成功要因は、まず第一に沖縄黒糖を使った新しい風味の提案が消費者の興味を引いたことです。九州パンケーキとしては4年ぶりの新味発売であることから、多くの期待が寄せられました。また、九州ブランドとしての信頼性と、地元九州の素材を大切にした製品作りが、多くの支援者の共感を得ました。九州産の素材を厳選して使用することで、品質の高さと地域の特色を活かした商品が完成し、九州への愛着を持つ人々の支持を集めています。
まとめ
『うまかっちゃん』記念どんぶり、重要な航路の存続、沖縄黒糖パンケーキと、九州発のクラウドファンディングは地域の魅力を活かした独自の視点で成功を収めています。地域の協力体制やSNSを活用したプロモーションが鍵となり、多くの支援を呼び込みました。今後も九州から発信される革新的なプロジェクトに注目が集まるでしょう。
ただし、クラウドファンディング初心者にとっては、知識があっても実際にどのようにプロジェクトを進めるかイメージが湧かないこともあります。プロジェクト成功に向けて専門的なアドバイスが必要な方は、ぜひLEAGUEにご相談ください。クラウドファンディングの企画から実施まで、無料でご相談に対応いたします。お気軽にご連絡ください。
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