クラウドファンディングは、ボードゲームやカードゲームなどの“熱量あるジャンル”と特に相性が良い分野です。独創性や遊び心を形にできる場として、支援者とクリエイターをつなぐ架け橋となっています。
今回は、ドラフトが無限に楽しめる『トリニティドラフト』、魔法を自作して戦う『Spell Fragments』、そして麻雀とひらがなの融合『ひらがじゃん牌ばーじょん』という、個性あふれる3つのゲームプロジェクトに注目。高額支援を集める理由と成功の秘訣を解説します。
TCG×LCGの革新!『トリニティドラフト』
最初に紹介するのは、TRINITYDRAFTによる『トリニティドラフト』。TCG(トレーディングカードゲーム)とLCG(リビングカードゲーム)のいいとこ取りをした“無限に遊べるドラフトゲーム”です。
目標金額200万円に対し、支援額は1950万円を突破。支援者数も1120人を超え、圧倒的な人気を誇っています。
注目すべきは、カードパックの“継ぎ足し式”という独自の運営スタイル。一度買えば長く楽しめる仕組みに加え、ドラフトという遊び方そのものがボードゲームファンに刺さりました。さらに、ルールの完成度と公式の熱量ある情報発信がコミュニティ形成に寄与し、拡散力を高めたことも成功の一因です。
魔法を組み合わせて戦う!『Spell Fragments』
続いて紹介するのは、Cocoro Software株式会社が手がける『Spell Fragments』。自分だけの魔法を作って、ダンジョンを攻略するローグライト系のカードゲームです。
目標金額200万円に対し、総支援額は1080万円超え。支援者数は621人と、多くのゲームファンの心を掴んでいます。
ゲームの最大の特徴は、カードを合成してオリジナル魔法を構築できる自由度の高さ。毎回異なる戦略を楽しめるリプレイ性と、戦略・運・創造性のバランスが絶妙です。また、デザイン性の高いコンポーネントと世界観にマッチしたビジュアル表現も、支援を後押ししています。
家族で楽しめる!進化した『ひらがじゃん牌ばーじょん』
最後に紹介するのは、NEXT_Natsukiが開発した『ひらがじゃん牌ばーじょん』。麻雀の要素に“ひらがな”を組み合わせた新感覚のテーブルゲームで、今回は進化版として戦略性がアップしています。
目標金額20万円を大きく上回り、支援額は440万円以上、支援者は950人に達しています。
このプロジェクトのポイントは、誰でも簡単に始められる間口の広さと、子どもから大人まで楽しめる奥深さの両立。遊びながら言葉を覚えられる知育的要素もあり、家族や教育現場での活用にも期待が持たれています。加えて、前作の実績と口コミ効果も支援の伸びを支えました。
まとめ

今回紹介した3つのプロジェクトに共通しているのは、「遊び心」×「戦略性」×「世界観」の絶妙なバランス。そして、それをビジュアルや体験で的確に伝える力です。
クラウドファンディングでゲームを成功させるには、ルールやコンセプトの面白さはもちろん、それを「どう伝えるか」も重要です。SNS・動画・プレイレポートなどでしっかり魅力を伝えることが、多くの支援を集めるカギとなっています。
ただし、クラウドファンディング初心者にとっては、知識があっても実際にどのようにプロジェクトを進めるかイメージが湧かないこともあります。プロジェクト成功に向けて専門的なアドバイスが必要な方は、ぜひLEAGUEにご相談ください。クラウドファンディングの企画から実施まで、無料でご相談に対応いたします。お気軽にご連絡ください。

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