いまクラウドファンディングで注目を集めているのは、大手企業が手がける“本気の限定プロジェクト”です。
公式販売に先駆けて登場する最先端の商品や、数量限定でしか手に入らないプレミアムアイテムに、支援者の期待が集まっています。
本記事では、支援総額7億円超の立体音響スピーカーをはじめ、AI音声イヤホンや紙のような質感のタブレットなど、鹿島建設・Zenchord・TCLの話題プロジェクト3選をご紹介します。
鹿島建設が手がける、唯一無二の立体音響スピーカー「OPSODIS 1」

鹿島建設が本気で挑む、唯一無二の音世界。OPSODIS®技術搭載「OPSODIS 1」(GREENFUNDING)
ゼネコンの代表格・鹿島建設が、音響技術に本気で挑戦したプロジェクトが「OPSODIS 1」です。一般的な高額帯マルチスピーカーを凌駕する立体音響を、たった1台で実現するという画期的な製品。OPSODIS®という空間音響技術を駆使し、リスナーの真正面に置くだけで、左右から音が聞こえるような臨場感を再現します。
このプロジェクトの勢いは凄まじく、目標金額100万円に対して、すでに7億8,300万円以上を調達。支援者数も1万人を超えており、その注目度の高さがうかがえます。クラウドファンディングを通じて、建設会社が音響製品で革新を起こす──その挑戦に多くの人が共鳴しているのです。
4,000社導入のAI音声技術を搭載した次世代イヤホン「Zenchord 1」
Zenchordが開発した「Zenchord 1」は、単なる音楽用イヤホンではありません。搭載されているのは、世界中のビジネスパーソンや教育現場でも活用されているAI音声認識ツール「Notta(ノッタ)」の技術。すでに4,000社以上に導入されているこの音声認識エンジンを耳元に集約することで、ユーザーは録音・書き起こし・翻訳といった高度な機能を、日常の中で自然に使えるようになります。
目標金額100万円に対して、すでに4,195万円以上の支援を集め、支援者数は1,819人にのぼっています。洗練されたデザインと高機能を兼ね備えた「Zenchord 1」は、音楽鑑賞はもちろん、会議や語学学習、通話やリモートワークといった“ながら作業”の質を大きく高めてくれる、新しいイヤホンのスタンダードとなるかもしれません。
まるで紙のような電子体験「NXTPAPER 11 Plus」──TCLが仕掛ける新感覚タブレット
グローバル家電メーカーTCLが提案するのは、まったく新しいタブレット体験。NXTPAPER 11 Plusは、紙のような読み心地と目に優しい表示が特徴のデバイスです。さらに、AIによる自動翻訳や議事録作成、要約機能を搭載し、ビジネスシーンにおける効率を劇的に改善します。
プロジェクトは開始直後から大きな反響を呼び、目標の50万円を遥かに上回る1,690万円以上を達成。支援者数も480人と、確かな関心が寄せられていることがわかります。価格帯も3万円台と手頃で、性能とコストパフォーマンスのバランスに優れた製品といえるでしょう。
結論(Conclusion)

今回ご紹介した3つのプロジェクトに共通しているのは、単なる製品開発に留まらず、「既存の常識を覆す」という強い意志です。大企業がクラウドファンディングを通じて新たな価値を提案し、数千万円単位の支援を獲得している事実は、今後の市場動向を占ううえで見逃せません。
クラウドファンディングはもはや新興ブランドのためだけの手段ではなく、信頼と実績を持つ企業が、ユーザーとの接点を深め、新しい市場を切り開くための重要なプラットフォームとなっているのです。
今回は大手企業がおこなったプロジェクトを紹介しましたが、クラウドファンディングは中小企業から個人単位でも行うことができます。とはいえ、知識があっても実際にどのようにプロジェクトを進めるかイメージが湧かないこともあります。そんな時こそ、専門家のアドバイスが力になります。LEAGUEでは、クラウドファンディングの企画から実施まで、無料でご相談を承っております。プロジェクトの成功に向けて、私たちの経験とノウハウをお役立てください。まずはお気軽にご連絡ください。
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