クラファンで売れる商品リサーチ術|トレンドから海外掘り出し物を見つける方法

海外から掘り出し物を見つけたいんだけど、どこで見つければいいの?

売れそうな商品を簡単に見つける方法ってない?

物販ビジネスやクラウドファンディング(以下クラファン)で成功するためには、まず売れる商品を見つけ出すことが不可欠です。とくに海外から商品を仕入れて日本の市場で展開するビジネスをおこなう場合、入念なリサーチが成功への鍵を握ります。

本記事では、物販ビジネス・クラファン初心者に向けて、国内外で売れる商品を発掘するリサーチ方法を詳しく解説します。リサーチの基本から、おすすめの海外サイト、さらには初心者にオススメの中国輸入×総代理OEMビジネスの方法まで、この一本で全てがわかります。

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目次

売れる商品リサーチ・トレンドの見極めでビジネスが成功する

「クラファンの成否はプロジェクト開始前のリサーチで9割が決まる」と言っても過言ではありません。ここでは、なぜリサーチがそれほどまでに重要なのか、その本質的な理由を2つの側面から解説します。

売れる商品を見つけることがビジネス成功の第一歩

新たな商品やサービスを売り出し、新規ビジネスとして成功させるためには、まずお客様に支持される売れる商品・サービスを見極めることが重要です。事前に商品アイデアに似た商品の需要をリサーチし、実際に顧客が欲しがっているものかどうかを確認することで、無駄な投資や開発リスクを減らせます。

例えば、料理に挑戦するときにレシピを調べずいきなり作り始めると失敗しやすいのと同じで、商品開発や仕入れでも下調べ(リサーチ)なしでは勘に頼った手探りになってしまいます。

売れる商品を見つけ出すことができれば、その後のマーケティングや資金調達もスムーズに運び、ビジネス成功の可能性が大きく高まります。

世の中のニーズとトレンドの変化を感じ取る

リサーチを習慣化すると、市場のニーズやトレンドの変化を敏感に察知できるようになります。定期的な商品リサーチによって、市場の変化を事前に読み取り常にトレンドを把握することで、時代に合った持続可能なビジネスを構築できます。

例えば、コロナ禍ではマスクや除菌グッズが爆発的に売れましたが、需要はすぐに落ち着きました。一方で、リモートワーク関連商品やアウトドア用品のように、ライフスタイルの変化によって生まれた新たな需要も存在します。

2023年4月からの自転車ヘルメット着用努力義務化に伴い、デザイン性の高いヘルメットの需要が急増し、1,000万円以上の支援を集めるプロジェクトも登場しました。

参照:【半分に折りたたんでリュックに収納】NY発 LEDライト搭載 自転車ヘルメット(Makuake

また、リサーチで競合他社の動向も把握できるため、「○○が流行りそうだ」「△△の分野にチャンスがある」といった洞察を得て先手を打つことが可能です。

ビジネスの世界では、変化に気づかずに出遅れることが大きな損失につながります。そうならないためにも、普段からリサーチを通じて世の中のニーズ・トレンドの変化を感じ取り、商品企画や仕入れに活かすことが重要です。

国内市場から今・これからのトレンドを知る

商品リサーチでまず最初に取り組みたいのは、国内のマーケットで何が求められているかを把握することです。日本の消費者の嗜好や流行を知ることで、今まさに売れている商品やこれから流行りそうな分野が見えてきます。

クラファン初心者の方も、海外商品を探す前に日本の市場動向をリサーチすることで、どんな商品なら日本でウケるのか感覚をつかみやすくなるでしょう。

国内クラファンサイトの徹底調査で今のトレンドを知る

国内クラファンサイトを調べるのは、トレンドを知る近道です。MakuakeやGREEN FUNDING、CAMPFIREなど、日本にはいくつか主要な購入型クラファンサイトがあります。それぞれで現在進行中のプロジェクトや過去の成功事例をチェックしてみましょう。

購入型: 支援者に対して、商品やサービスを提供するタイプ
寄付型: 社会貢献を目的としたプロジェクトに対して支援を行い、一般的に明確なリターンは存在しないタイプ
金融型: 支援者はプロジェクトに資金を提供し、その見返りとして金銭的なリターンを受け取るタイプ

例えばMakuakeのサイトではランキングページで歴代の人気プロジェクトを見ることができます。そこには応援購入総額の高い商品が並んでおり、実は上位を占めるのはポータブル電源などのガジェット系商品です。

参照:Makuake歴代ランキング

歴代トップ3は大容量ポータブル電源が独占しており、最も高いものでは支援総額5億円に達しています。この事実からは、日本の消費者が「災害対策やアウトドアで使える高性能ガジェット」に強い関心を持っていることが読み取れます。

さらに、各サイトのカテゴリー別/今日のランキングなどの成功事例にも注目しましょう。「家電・ガジェット・生活雑貨・アウトドア・食品」などカテゴリーごとに人気の商品傾向があります。

参照:Makuake今日のランキング

傾向としては、美容・健康グッズ(例:美顔器や姿勢矯正グッズ)、スマホ周辺のITガジェット(例:多機能スマホアクセサリー)、生活雑貨(例:収納力抜群のバッグ)、フィットネス・アウトドア用品(例:携帯型の筋トレ器具)などがヒットしやすい傾向にあります。特に「実用性が高くて、ちょっとオシャレ or ワクワク感のある商品」は支持を集めやすいため、MakuakeやGREEN FUNDINGでもこのような要素を備えたプロジェクトが目立ちます。

Makuakeで人気化したガジェットには海外製品をローカライズしたものも多く見られます。例えば、Kickstarterで約110万ドル(約1億6,068万円)の支援を集めたPLAUD NOTEは、続いて日本のMakuakeでもプロジェクトを行い、応援購入額はなんと2億6,000万円を突破し、ビジネスツール部門の歴代1位、全体ランキングでも歴代8位になるという偉業を成し遂げました。

参照:PLAUD NOTE: ChatGPT Empowered AI Voice Recorder(Kickstarter
参照:PLAUD NOTE ChatGPT連携AIボイスレコーダー|議事録を即時に作成(Makuake

こうした成功事例を徹底的に調査することで、今の日本市場で何がウケるのか、どんな切り口だと支持されているのかを学ぶことができます。

売れる商品の秘訣は過去に売れた商品から徹底リサーチ

「ヒットの種は過去のヒットの中にある」のがビジネスの世界です。過去に売れた商品を分析することで、次のヒットのヒントが得られます。クラファンでも同様で、過去に資金を集めたプロジェクトを振り返れば、そこに共通するトレンドやニーズが見えてきます。

例えば、「〇年前にスマートスピーカーが話題になった」「昨年は空気清浄機能付きマスクが流行した」といった流行の履歴は、次に何が求められるかという目算が立ちます。

具体的な方法として、各プラットフォームの成功事例集やブログ記事を読むことも有効です。CAMPFIREでは公式サイトに「お手本にしたいプロジェクト事例集」がカテゴリー別にまとめられています。

参照:お手本にしたいプロジェクト事例集まとめ|15カテゴリー(支援総額200万円以上)

Makuakeもプレスリリースやニュース記事で定期的にヒットプロジェクトを発表しています。そうした情報源を活用し、「なぜその商品が支持されたのか」を徹底的に調べてください。

成功事例のチェックポイント
  • 価格帯は?
  • ターゲット層は?
  • 商品説明の訴求ポイントは?

上記視点で分析することで、漠然と見ているだけでは分からない成功要因が見えてきます。

クラファンは短期決戦=「買えなかった層」にアプローチできる

クラファンの販売期間は1〜2ヶ月と短いため、潜在的な購入希望者を取りこぼしている可能性があります。

Amazonや楽天であれば何年も継続販売できますが、クラファンは期間限定。つまり「買いたかったのに間に合わなかった」という人が一定数存在するのです。実際に「ニュースで話題になっていたのでクラファンページを見てみたら、すでに終了していた」というケースも少なくありません。

この“買い損ねた層”に向けて、既存の商品をさらにアップグレードしたり、デザインを改良したりすれば、再び大きな売上につなげることができます。

クラファンでも完全な模倣はNG

過去のヒット商品を参考にすること自体は有効ですが、単なる真似ではクラファンで成功することはできません。同じカテゴリの商品でも、時代とともに求められる機能やデザインは進化しているからです。

アップグレードする際のチェックポイント
  • 過去のヒット商品が満たしたニーズは何か?
  • そのニーズは今も有効か?
  • さらに付加できる価値はあるか?

上記のポイントを踏まえて「なぜ売れたのか」を深掘りしてこそ、さらに売れる商品を生み出すことができます。

日本にはまだない売れる海外商品の探し方

世界には、日本人がまだ知らない魅力的な商品が無数に存在しています。ヨーロッパの伝統的でオシャレなキッチン雑貨、アメリカ発の最新ガジェット、中国の高コスパ製品など、それぞれの国や地域には独自の強みがあります。

ここでは、国内のトレンド・売れる商品の特徴を把握した上で、私達のニーズにマッチした海外商品のリサーチ方法を紹介します。

海外のクラファンサイト一覧

海外にもクラファンサイトは多数ありますが、代表的なものとしてアメリカのKickstarter(キックスターター)とIndiegogo(インディーゴーゴー)の二つは必ず押さえておきたいところです。

オススメはアメリカ&アジア圏のクラファンサイト

Kickstarter
世界最大のクラファンサイトで、特にハードウェア製品やガジェット、デザイン性の高い生活用品の宝庫です。

Indiegogo
規模ではKickstarterに次ぎ、技術系ガジェットやユニークなライフスタイル商品に強みがあります。

両サイトとも毎月数千件規模の新規プロジェクトが立ち上がっており、その中には将来的に大ヒットする原石が紛れ込んでいます。

アジア圏では韓国Wadizはデザイン家電や雑貨でヒット事例があり、台湾zeczecでもクリエイティブなガジェットが出ています。中国本土では少し形態が異なりますが、大手ECの京東(JD.com)がクラファン機能を持っています。欧州各国のクラファンサイトなども存在し、デザイン性やおしゃれ感を大事にしたいかたはおすすめです。

主要な海外クラファンサイ
  • アメリカ: Kickstarter、Indiegogo(革新的なガジェットが豊富)
  • 韓国: Wadiz(デザイン性の高い商品が多い)
  • 台湾: zeczec、flyingV
  • 中国: 造点新貨、小米有品(先端ガジェットが多い)
  • ヨーロッパ: StartNext(ドイツ)など

ただし言語やアクセスのハードルもあるため、まずはKickstarterとIndiegogoの二大サイトを重点的にチェックするとよいでしょう。

よい商品はデータから見つける

プロジェクト一覧から気になるカテゴリを絞り、資金調達額が大きい順に並べたり、人気順で探すことで有望な商品をスムーズに見つけることができます。

海外クラファンサイトを見る際のポイントは、単に面白そうかどうかではなく支援額や支援者数など客観的な人気指標を重視することです。

例えば目標額の200%以上を集めている、500人以上の支援者がいるといったプロジェクトは世界的にも注目されていると判断できます。先程のPLAUD NOTEは約110万ドル(約1億6,068万円)・7,564人から支援を集めており、既に海外で実証された商品力は信頼に足る材料です。

参照:PLAUD NOTE: ChatGPT Empowered AI Voice Recorder(Kickstarter

その上で、日本人にも受け入れられそうか(文化的な違いはないか、使い方が日本の生活に合うか)を見極めれば、日本未上陸のヒット候補を絞り込めるでしょう。

海外Amazonでの人気商品チェック

各国のAmazonも優れたリサーチ先です。特にAmazonの各国版サイト(Amazon.com〈アメリカ〉やAmazon.co.uk〈イギリス〉など)では、その国で売れている商品のランキングやレビューを見ることができます。

Amazon USでベストセラーになっている商品を調べ、日本のAmazonや楽天市場に同じものが存在しない場合、それは輸入して売るチャンスかもしれません。実際、米国Amazonで人気だが日本では未発売という商品は数多くあります。

Amazonでのリサーチ方法としては、カテゴリ別のベストセラーランキングを見るのがおすすめです。

参照:Amazon.com

気になる商品を見つけたら、必ずレビューを確認してください。レビューの平均点が4以上であれば、品質に問題がない可能性が高いと判断できます。また、低評価レビューの内容を分析すれば、商品を日本向けに改良する際のヒントに繋がります。

また、Amazon Launchpadというページもリサーチ先としてオススメです。

Amazon Launchpadはスタートアップ企業やクラウドファンディング発の商品を支援するプログラムで、実際にIndiegogoやKickstarterで資金調達に成功したプロダクトが多数掲載されています。

参乗:Amazon Lauchpad

Launchpadを閲覧すれば、クラファン発のユニーク商品を簡単に見ることができ、今世界で注目を集めている新商品を効率よく探せます。Indiegogo公式も「Launchpadで成功したIndiegogo製品を見つけよう」と紹介しているほどです。

海外展示会・見本市の情報から探す

国際的な展示会(見本市)の公式サイトやレポートも、新製品を見つける手がかりとなります。

世界最大級の家電見本市「CES(Consumer Electronics Show)」をはじめ、各業界の最新トレンドが集結する展示会では、大手企業の新商品からスタートアップのアイデア商品まで様々なプロダクトを一度に目にすることができます。

展示会に実際に足を運ぶのが理想ですが、難しい場合でもWeb上で発表情報やレビュー記事が多数公開されます。

毎年1月に米国ラスベガスで開催されるCESでは、その年のテックトレンドが一望できます。CES 2024のレポートを見ると、透明な有機ELテレビやスマートグリル、最新のヘルステックデバイスなどベストアイテムが多数紹介されています。参照

また、展示会主催者の公式サイトでは「Innovative Products」「Award Winners(アワード受賞製品)」といったページが用意されていることがあります。例えばドイツの家電見本市「IFA」や、世界的デザイン賞のサイトなどです。これらもリサーチ材料として活用できます。

参照:IFA

展示会発の注目商品は、その後クラウドファンディングに登場したり、海外Amazonで販売開始されたりする流れもあります。展示会→クラファン→量産販売というパターンは多いので、その流れを先読みして商品発掘するのも上級者の手法です。

JETRO(ジェトロ)の「世界の見本市・展示会情報」サイトを活用すれば、各国の展示会情報を簡単に調べられます。まずは、JETROから各国の展示会情報にアクセスしてみましょう。

参照:世界の見本市・展示会情報(J-messe)

SNSや国内のキュレーションサイトから情報収集

SNSや日本のキュレーションサイトから海外商品の情報を得る方法です。インターネット上には個人やメディアが海外の面白い商品ネタを日々発信しています。それら有料級情報を提供しているアカウントをフォローし、日々の更新をチェックすることで自然と最新情報を入手できます。

X(旧Twitter)にて、「#Kickstarter」「#Indiegogo」などのハッシュタグで検索すると、海外クラファンの注目プロジェクトがシェアされていることがあります。海外ガジェット好き、クラファン専門の情報発信アカウントなどを見つけたら、フォローしておきましょう。

YouTubeでも「Top 10 Coolest Gadgets on Kickstarter」等の動画が人気で、映像で商品の特徴をつかめます。そうしたコンテンツを定期的にチェックすると「これ面白い!」「日本で売れそう!」という掘り出し物ネタに出会えるでしょう。

参照:YouTube

Gizmodoやライフハッカー、Gigazine、RAKUNEWなどテック系サイトは海外最新クラファンのオススメをまとめて紹介してくれるため、情報収集においても便利です。日経トレンディ、DIME、monoマガジンといった雑誌も、トレンドを掴む上で参考になります。

初心者へのオススメは中国仕入れからのOEM販売

ここまでリサーチ方法を述べてきましたが、具体的にどのように商品を仕入れて販売するかも戦略が必要です。クラファン初心者の中小企業・個人事業主の方には、まず「中国から商品を仕入れて自社ブランド(OEM)で販売する」モデルをおすすめします。

ここでは、クラファンではOEMの基本情報とビジネス構築では必要な理由、中国OEMの魅力を解説します。

OEMで自社ブランドが作れる意義

OEMはOriginal Equipment Manufacturerの略称で、日本語では相手先ブランド名製造などと訳されます。平たく言えば、自社ブランドの商品を他社(メーカー)に作ってもらうことです。

例えば身近な例では、大手コンビニチェーンのプライベートブランド商品(おにぎりやスイーツなど)は、実際には別の食品メーカーが製造し、コンビニのブランド名で販売されています。これもOEMの一種で、作り手(メーカー)と売り手(ブランド)が分かれているモデルです。

自社で一から開発・製造をしようとすると莫大なコストと時間がかかりますが、OEMなら既に製造ノウハウを持つ工場を活用できるため、小資本でもオリジナル商品を持てるのが魅力です。

中国OEMの場合は、中国にある工場に依頼して自社ブランド製品を作ってもらうことを指します。中国には電子機器から生活雑貨、アパレルまであらゆる分野のメーカーが揃っており、既存製品に自社のロゴを入れたり仕様を少し変えたりして生産してもらうことが可能です。

中国OMEはクラファンと相性がバツグンの理由

中国OEMで商品を作り販売することには、多くのメリットがあります。

低コストで利益率を確保しやすい

中国の製造コストは一般的に日本より低く、適切な工場を選べば原価を大幅に抑えられます。結果として安く仕入れて十分な利益幅を取ることが可能になります。

また、完成品をそのまま輸入販売するだけだと価格競争に巻き込まれがちですが、OEMによって付加価値(独自ブランド)を付ければ安売り競争から逃れられます。

実際、ただ中国から安い製品を輸入して売るだけでは他社も真似できて消耗戦になりますが、自社ブランド商品なら価格ではなく価値で勝負ができ、ビジネスを優位に進められます。

既にヒットした商品をベースにできる

OEMでは、まったくのゼロから商品開発をする必要がないのも初心者に優しい点です。海外クラファンなどで既にヒットが証明された商品を見つけ、それに近い製品を中国のメーカーから仕入れて自社ブランド化することもできます。

つまり、当たりがわかっているネタで勝負できるわけです。自社オリジナル開発だと売れるかどうか未知数ですが、海外で話題の商品を輸入するモデルならその不安は軽減されます。

極端に言えば、売れるか分からない物を作るのではなく売れてる物に改良を加えて日本に持ってくるだけなので、成功率が高くなることも当然です。

在庫リスクが低くクラファンと相性◎

OEM商品をクラファンで販売する利点として、先に注文(支援金)を集めてから発注できることがあります。

クラファンではプロジェクト期間中に集まった支援金で生産を賄えるので、大量の在庫を抱える前に需要をテストできます。これにより資金繰りも楽になり、売れ残りリスクも極小化できます。

まさに資金ゼロで予約販売→成功したら生産という低リスク戦略が可能です。この点、従来の小売仕入れとは大きく異なるメリットと言えます。

長期的なブランド資産になる

OEMで自社ブランド商品を展開してヒットすれば、それは単発の利益に留まらず自社の資産になります。ブランドのファンが付けば、そのブランド名で次の商品も売りやすくなるでしょう。

評価の高いレビューが蓄積されれば継続的な販売も安定し、安易な価格競争に巻き込まれにくくなります。

このように、単なる仕入れ転売では得られないブランド力と将来の展開力を手にできるのがOEMモデルの醍醐味です。

リサーチ初心者へのアドバイスとチェックポイント

中国OEMモデルは魅力的ですが、いくつか注意すべき点もあります。

最初の資金が必要となる

工場によっては最低ロット数(最低発注数量)が設定されており、一般的に数百個以上の注文が条件となります。そのため、初回発注には50〜100万円程度の資金を見込んでおくことが望ましいとされています。

クラファンで成功すれば資金を回収できますが、プロジェクト開始前のサンプル製作や交渉費用なども含めて計画しておきましょう。

一方、すでに在庫を持っている工場であれば、MOQ(最低発注数)が数十個からでも対応可能な場合があります。契約時には、できるだけ少ないMOQで取引できるよう交渉してみてください。

念入りに調査し信頼できるメーカーを探す

信頼できるメーカー選びと独占契約の確保は極めて重要です。

メーカー選定を怠ると、粗悪品をつかまされたり、正式に独占販売契約を結ばないまま輸入販売を始めて後々トラブルになるリスクがあります。

例えば、Kickstarterで話題になった折りたたみ式製品を見込みだけで仕入れて販売を開始したところ、同じ商品を輸入した競合が複数出現。その結果、価格競争に巻き込まれてプロジェクトが不成立となり、在庫を抱えて赤字になった…というケースもあります。

このようなトラブルを避けるためには、独占契約を必ず取得すべきです。メーカーとの交渉段階で、日本における独占販売権を明確にし、国内でライバルが出現しないようにしましょう。

メーカー選定には、中国の大手BtoBサイトであるAlibabaがよく利用されます。

Alibabaを利用する際は、必ず「Trade Assurance Protection」(貿易保証サービス)を利用し、ゴールドサプライヤーやISO認証を持つ信頼性の高い業者を選んでください。また、サンプル品の確認も欠かせません。

参照:Alibaba

結論

本記事では、海外商品のリサーチ方法から国内外での活用法、さらに具体的な仕入れ販売モデルである中国OEM×クラファンの魅力について解説しました。

クラファン×海外仕入れは、中小企業や個人でもアイデア次第で大きなチャンスを掴める分野です。ぜひ本記事で紹介したコツを参考に、世界中から「これは売れる!」と思える一品を見つけ出してみてください。

とはいえ、いきなり海外サイトを見て売れる商品を探し出すのは簡単ではありません。弊社LEAGUEでは、海外商品のリサーチや海外企業との交渉、その後のクラファン実施までを含めたフルサポート体制を整えています。クラファンの企画から実施まで、無料でご相談を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人

【CF NEWS運営担当&ライター】
LEAGUEではクラウドファンディング専門メディアの運営を担当。
プロジェクトページの執筆をはじめ、物販ノウハウを学べる教育用コンテンツの制作など、多角的に情報発信を担っている。
「初心者でも理解しやすく、すぐに実践できる記事づくり」が信条。
読者に寄り添い、わかりやすく丁寧なコンテンツ設計をおこなっている。

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