【クラファンNEWS】食で社会を動かす!話題のフード系クラファン3選

クラウドファンディングは、単なる商品の販売手段にとどまらず、食を通して社会課題に向き合う力強いツールとしても注目されています。

今回は、梅農家の危機を救う「梅ボーイズ」、“ごはんの新定義”を打ち出す常温保存弁当「金菜銀飯」、そして無添加・低脂質を叶えた「BiNoo 玄米カップ麺」の3つのフード系プロジェクトをご紹介。それぞれがどのようにして共感を呼び、支援を集めたのか、その要因を解説します。

目次

被害梅を希望に変える。梅ボーイズの挑戦

まず紹介するのは、株式会社うめひかりの代表・山本将志郎さんが手がける「梅ボーイズ」プロジェクト。和歌山県みなべ町の梅農家を襲った歴史的なひょう被害により、傷ついた青梅が大量に廃棄される危機に直面。それらの梅を救うため、通常では市場に出回らない傷あり梅を使った梅干しをクラウドファンディングで販売し、全国から多くの支援を集めました。目標300万円に対し、3,300万円以上の支援金が集まり、支援者は7,000人近くにのぼります。

このプロジェクトの成功の鍵は、「フードロス削減」という社会的意義と、「梅農家の未来を守る」というストーリー性にあります。単なる商品購入ではなく、支援者が“自分も何かを守る一員になれる”という共感を呼び起こした点が大きく、SNSやメディアでも話題に。梅干し自体の品質も高く、塩と紫蘇だけで漬けるという昔ながらの製法が、食にこだわる層の支持をさらに後押ししました。

ごはんの定義が変わる?金菜銀飯のパック弁当

次に紹介するのは、株式会社日洋が開発した「金菜銀飯(きんさいぎんはん)」。冷蔵も冷凍も不要で、常温で保存できるのに、炊きたてのような味わいと手作りの温かみを感じられるパック弁当です。目標50万円に対して、280万円以上の支援を集め、支援者は400人を超えました。

「冷蔵せずに美味しさを保つ」という常識を覆す技術が最大の魅力であり、コロナ禍以降に高まった“備蓄・保存食”への関心にもマッチ。さらに、和の素材にこだわり抜いたメニュー展開と、老舗の料理屋のような品格あるビジュアルも支持を集めた要因です。高齢者や一人暮らし世帯への食の選択肢としても期待が高まり、家庭用だけでなくギフト需要としても可能性が広がっています。

罪悪感ゼロの即席麺。BiNoo 玄米カップ麺

最後に紹介するのは、株式会社イノウエ企画が提案する「BiNoo(ビノー)」の玄米カップ麺。脂質は約4.5g、カロリーはわずか220kcal。しかも、化学農薬不使用の玄米を使用し、うま味調味料も無添加という、まさに“罪悪感のないカップ麺”です。目標50万円に対し、170万円以上の支援を集めました。

このプロジェクトは、インスタント食品に対する「手軽だけど不健康」というイメージを覆すチャレンジとして注目されました。特に30代〜40代の健康意識が高い層から、「これなら夜食にも罪悪感なく食べられる」と高評価を獲得。パッケージも洗練されており、健康とデザイン、そして手軽さを両立した点が、多くの人の“共感購入”に結びつきました。

この成功事例に触発されましたか?あなたのアイデアも次の注目プロジェクトになるかもしれません。初心者でも分かりやすい、魅力的なクラウドファンディングの立ち上げ方をこちらの記事でご紹介しています。

まとめ

今回紹介した3つのフード系プロジェクトは、単に“おいしいものを届けたい”だけではなく、その背景にあるストーリーや課題をきちんと伝えることで、多くの支援者の心を動かしてきました。「社会的な意義×食の魅力」を両立させたことが、成功の最大の要因です。

クラウドファンディングは、商品力に加え、共感や信頼を得る設計が何より重要です。株式会社LEAGUEでは、こうした食の分野でのクラウドファンディング企画・設計・運用支援を多数手がけています。商品がある方も、これから開発したい方も、ぜひ一度ご相談ください。あなたの“想いある食”を、世の中に届けるお手伝いをします。

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この記事を書いた人

【海外ビジネス・クラウドファンディングの専門家】
MakuakeやGREEN FANDINEGといった主要なクラウドファンディングサイトとの公式パートナー。
プロジェクト平均達成率98%を誇るクラウドファンディングの専門家。
海外のニッチな展示会で日本国内未発表の優良商品を発掘し、ユニークなプロジェクトを企画することが得意。
各プラットフォームの最新情報や成功事例を取り入れた情報を提供します。

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