クラウドファンディングの世界では、目立たないけれど毎日の快適さに直結する“座る”プロダクトが静かなブームとなっています。
働く時間も、移動時間も、育児の時間も──「座る体験」は生活の質に大きく関わるテーマです。
今回は、「我慢しない座り心地」を追求したZABUSHIONの円座クッション、“ON/OFF”を一脚で切り替える多機能チェア「Freedom-X」、そしてRECAROが手がける高性能チャイルドシートの3プロジェクトをご紹介。
それぞれがどのように支援者の共感を集め、クラファン成功へと導いたのかを読み解きます。
見た目も上質。「ZABUSHION Enza」が叶える“座る自由”
zabushionが開発した「ZABUSHION Enza」は、骨盤を優しく支える円形構造とインテリア性の高いファブリックデザインを両立させた“我慢しない座布団”。デスクワーク中はもちろん、来客時やリラックスタイムにもなじむ美しい佇まいが魅力です。
目標10万円に対し、すでに550万円以上の支援を集め、支援者は413人。
このプロジェクトの成功要因は、「円座=医療用」というイメージを覆し、日常の中に自然と溶け込むデザインを実現したことです。
さらに、“骨盤サポート”という健康的ベネフィットと、“どんな部屋にも合うインテリア性”を両立させたことで、男女問わず支持を集めました。
ON/OFFを一脚で切り替える。「Freedom-X」多機能チェア
MadSpace Japanが手がけた「Freedom-X」は、ワークにもリラックスにも対応する“変形型”多機能チェア。背もたれの角度・肘掛けの切り替え・ヘッドレスト調整など、まるで変身するかのように形状が変わることで、働く姿勢とくつろぎ姿勢をひとつにまとめた逸品です。
目標金額30万円を大きく上回る290万円以上を集めた本プロジェクトは、高価格帯にも関わらず購入を決断させる訴求力の強さが際立っています。
成功の背景には、“椅子を買い替えるのではなく、切り替える”という新しい発想があります。
また、長時間使用を前提とした構造と高級感ある素材使いが、「働く大人の本気チェア」としての説得力を高めました。
わずか2分で目標達成。RECAROの“本気”チャイルドシート
RECAROチャイルドセーフティジャパンが展開する「キセノン 1/アクシオン 1」は、自動車用シートで培った安全性・快適性・デザイン性をチャイルドシートに凝縮したモデル。ISOFIX対応、安全基準ECE R129を満たし、育児をする親の安心と移動中の子どもの快適を両立します。
目標10万円に対し、わずか1分58秒で達成&初日で1,000%(100万円超)突破という異例のスピード感を記録。高価格帯にもかかわらず、質を重視する支援者たちから厚い信頼を集めていることがわかります。
成功の理由は、“自動車のプロが手がけたチャイルドシート”という説得力と、スタイリッシュなデザインが両立している点にあります。加えて、安全基準を満たしながらもミニマルでスマートな外観が、“安全性も見た目も妥協したくない”層に刺さりました。
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まとめ
3つのプロジェクトに共通しているのは、「椅子」「クッション」「チャイルドシート」といった日常の“当たり前”を、機能とデザインの両面から革新したことでした。
クラウドファンディングでは、こうした“気づきにくい不満”を解消しつつ、感性にも響く提案が成功の鍵となっています。
ただし、魅力的なプロジェクトを実現するためには、商品設計だけでなく、事前準備・プロモーション・広告運用・リターン設計など、幅広い戦略が必要です。Makuakeでのクラウドファンディングに関するロードマップについては、こちらの記事で初心者にもわかりやすく解説しています。この記事を見ているあなたも、魅力的なMakuakeプロジェクトを作ってみたいなら、ぜひ参考にしてください!
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