最新技術と聞くと、専門的で自分の生活とは少し遠いものを想像するかもしれません。しかし、クラウドファンディングに登場する製品を見てみると、その技術が解決しようとしているのは意外にも日常の身近な悩みです。
「モバイルバッテリーをもっと安心して持ち歩きたい」「ペットが何を伝えようとしているのか知りたい」「車内でスマホをもっと簡単に固定したい」。今回は、そんな身近なニーズに新しい技術とアイデアで応える、注目の3プロジェクトを紹介します。

この記事では、最新のクラファングプロジェクトについて紹介していくよ!
記事を参考にして、今のトレンドを確認しておこう!
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モバイルバッテリーの「安全性」に挑む。山善×BigBlueの全固体バッテリー
スマートフォンやタブレット、ワイヤレスイヤホンなど、外出先で充電が必要なデバイスが増えた今、モバイルバッテリーは多くの人にとって欠かせないアイテムになっています。一方、バッテリー製品を選ぶうえでは、容量や充電速度だけでなく「安全性」も重要なポイントです。そこで株式会社山善がMakuakeで展開しているのが、安全性を追求した大容量モバイルバッテリー「BigBlue全固体バッテリー」です。大きな特徴として掲げられているのが「全固体」というキーワード。一般的なリチウムイオン電池では液体の電解質が使われるのに対し、全固体電池は固体の電解質を利用する技術です。次世代バッテリー技術として研究・開発が進められており、安全性や耐久性などの面から注目されています。モバイルバッテリーはバッグに入れて持ち歩いたり、自宅や職場、旅行先などさまざまな環境で使用したりする製品だからこそ、単純な「大容量」だけではなく、安全性に着目した商品設計は大きな訴求ポイントになります。
また、モバイルバッテリー市場ではこれまで「容量」「サイズ」「重量」「充電速度」といったスペック競争が中心でしたが、BigBlueのプロジェクトが前面に打ち出しているのは「安心して使う」という価値です。日常的に使用するデバイスだからこそ、性能だけではなく、どのような電池を採用しているのかまで意識して製品を選びたいという消費者ニーズに応える提案ともいえるでしょう。さらに、実行者が家電や生活用品を幅広く扱う株式会社山善であることも、クラウドファンディングの商品としては注目したいポイントです。プロジェクトは目標金額30万円に対して、応援購入総額180万円以上を集め、支援者は210人規模に到達。目標額を大きく上回る反響となっています。スマートフォンをはじめとするデジタル機器が生活に欠かせなくなった今、「充電できる」だけではなく、「どんな技術で電気を持ち歩くのか」というところまでモバイルバッテリー選びの基準が広がっていくのかもしれません。
「何て言っているの?」をAIで推測。ペットとの会話を目指すPettiChat
愛犬や愛猫と暮らしていると、「今、何を伝えようとしているんだろう?」と思う瞬間があります。ご飯が欲しいのか、遊んでほしいのか、それとも何か不安を感じているのか。そんな飼い主なら一度は抱いたことのある疑問にAIでアプローチするのが、エスイレブン合同会社が展開する「PettiChat」です。PettiChatは、ペットの鳴き声だけではなく、しぐさや動きなど複数の情報をAIで総合的に分析し、推測した気持ちや状態を約1.2秒でスマートフォンに表示するというデバイス。約27gの首輪装着型で、専用アプリと組み合わせて利用します。単純に「鳴き声を人間の言葉へ翻訳する」というコンセプトだけではなく、複数の情報を分析対象にしているところが特徴です。また、ローカル測位やジオフェンス、会話履歴といった機能も搭載されており、コミュニケーションだけではなくペットとの暮らしをサポートするデバイスとして設計されています。(Makuake)
さらにユニークなのが「双方向」のコミュニケーションを目指していることです。PettiChatではペット側から発せられる情報を人間向けに表示するだけではなく、人間の言葉をペット向けの音声へ変換する機能も掲げられています。もちろん、AIが表示する内容はペットの感情そのものを完全に読み取ったものではなく、鳴き声や行動などから推測された情報として捉える必要があります。それでも、これまで飼い主が経験や感覚を頼りに理解しようとしてきたペットの状態に、AIという新しい視点を加える発想は興味深いものです。実行者のエスイレブン合同会社は、先進的な技術を活用した製品を日本市場へ届けることを掲げています。Makuakeでは目標金額10万円に対して応援購入総額160万円以上、支援者60人規模に到達。AIが仕事や文章作成だけではなく、「家族の一員であるペットとのコミュニケーション」にまで入り始めていることを象徴するプロジェクトの一つといえそうです。(Makuake)
貼る場所を一度で決めなくていい。充電にも対応したLUMRANスマホホルダー
車載スマホホルダーを取り付ける際、「ここに付けたけれど見づらかった」「一度固定すると位置を変えにくい」と感じた経験がある人もいるのではないでしょうか。そんなスマホホルダーの固定方法そのものを見直したのが、LUMRANのスマホホルダーです。コンセプトは非常にシンプルで、「貼って、剥がして、また貼る」。ナノジェルと真空吸盤を組み合わせることで、繰り返し付け外しできる設計を採用し、最短1秒で固定できる手軽さを打ち出しています。さらにマグネットによるワンタッチ固定を採用しているため、乗車するたびに複雑な操作をする必要がなく、片手でスマートフォンを着脱しやすいのもポイント。今回のプロジェクトでは充電機能も加わり、スマートフォンを見やすい位置に固定するだけでなく、車内での充電環境までまとめて整えられるアイテムへと進化しています。(Makuake)
この商品の面白さは、最先端技術を前面に押し出すのではなく、ユーザーが日常的に感じる「ちょっとした面倒」を一つずつ解消しているところにあります。従来の両面テープ式では、一度取り付けると位置変更が難しく、取り付け場所を慎重に決める必要があります。一方、LUMRANではナノジェルと真空吸盤によって設置場所を変更しやすくし、さらにマグネットによる着脱を組み合わせています。LUMRANは「車との思い出を支えるブランド」を掲げるカー用品メーカーで、過去にもMakuakeで同コンセプトのスマートフォンホルダーを展開。従来モデルでは凸凹のあるダッシュボードへの設置や、片手での着脱といった使い勝手を追求していました。(Makuake) 今回の充電対応モデルは、目標金額10万円に対して応援購入総額110万円規模、支援者200人規模と、目標額を大きく上回る反響を獲得。毎日使うカー用品だからこそ、派手な機能の多さではなく「設置」「着脱」「充電」という日常動作をいかに簡単にするかが、支持につながるポイントになっているのかもしれません。
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まとめ
今回紹介した3つのプロジェクトには、興味深い共通点があります。BigBlueはモバイルバッテリーの安全性、PettiChatはペットとの意思疎通、LUMRANは車内でのスマートフォン設置と充電。いずれもまったく新しい生活習慣をゼロから作るのではなく、すでに多くの人が日常的に行っていることの中から「もっとこうだったらいいのに」という課題を見つけています。
クラウドファンディングで注目される商品を見ると、必ずしも機能が多いことや技術が複雑であることだけが支持につながるわけではありません。新しい電池技術、AI、吸着技術などを「実際の生活でどう役立てるのか」まで落とし込むことが重要です。日常に残されている小さな不便と新しい技術を組み合わせる――今回の3プロジェクトは、これからの商品開発を考えるうえでも参考になる事例といえそうです。
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ただし、魅力的なプロジェクトを実現するためには、商品設計だけでなく、事前準備・プロモーション・広告運用・リターン設計など、幅広い戦略が必要です。Makuakeでのクラウドファンディングに関するロードマップについては、こちらの記事で初心者にもわかりやすく解説しています。この記事を見ているあなたも、魅力的なMakuakeプロジェクトを作ってみたいなら、ぜひ参考にしてください!
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